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自分でできる!建具の調整 ~引き戸編~
2021.05.13
こんにちは。森住建 工務事業部の片桐です。
皆さん、普段おうちで過ごしていて、ちょっとした建具の不具合が生じることはありませんか?
戸を閉めるとき、『戸が擦れている…?』『あれ?戸が傾いている…?』
そんなちょっとした不具合、実は自分でも簡単に直すことができるのです。
自分でできるおうちのメンテナンス方法として、建具の調整方法をお伝えしたいと思います。
(弊社がよく使用している建材の一つである、某メーカー『L』さんの建具の調整方法についてご紹介します。)
今回は、前回に引き続き『引き戸』編として、引き戸に生じる不具合について内容を分けながら、調整方法をお伝えしていきます。
今回もドライバーを使用して調整していきます。
準備が出来たら、早速不具合がある箇所を調整してみましょう!
○室内引戸がきちんと閉まらない/隙間ができる。
建具の上の方を確認してみましょう。
調整ねじが二つあります。上部の調整ねじでは建具の上下を、下部の調整ねじでは建具の左右を調整できます。
■上下調整(調整幅+4mm、-1mm)
プラスドライバーで吊車上部の調整ねじを右に回すと本体が下がり、左に回すと本体が上がります。
※床面と本体下部とのチリ寸法は、8mmが標準です。
※本体を下げ過ぎるとガイドピンベース部と本体が当たりますので、下げすぎないでください。
■左右調整(調整幅±2mm)
片引き:中縦枠と本体のチリが大きい(小さい)場合(標準チリ9mm)に実施
引違い:本体同士のチリが大きい(小さい)場合(標準チリ8mm)に実施
プラスドライバーで吊車下部の調整ねじを左に回すと本体が右へ動き、右に回すと本体が左に動きます。
※前後調整した場合は、本体が常に垂直になるようにガイドピンおよび縦枠下部のブレ止めの調整をしてください。
調整しないと開閉操作が重くなる場合があります。
○室内引戸の開閉が重い(ソフトモーションの場合、閉まりきらない)
こちらについては、建具の本体とモヘアが接触している事が考えられます。
調整は、中縦枠のモヘアの出寸法を確認します。手回しドライバーを用いて調整ねじを回しながら調整してください。
○室内引戸を閉めたときに、扉本体があおられる
原因としては、シングルソフトモーション受け部品の調整がずれている事が考えられます。
扉が閉まる際に、本体があおられて 戸先が浮き上がってくる場合には、上レール内部についているシングルソフトモーション受け部品の調整ねじを回して あおりを抑制します。調整ねじを反時計回りにまわしますと、調整後のように受け部品が開きます。逆に時計回りに回すと、調整後のように受け部品は閉まります。
こうして建具戸の位置関係を調節していくと、あおりを抑えるとが出来ます。
普段過ごしていて生じる不具合の内容は、だいたい上記の内容になるかと思います。
もし不具合が生じた際は、参考にしてみてください。
ただし、建具の製造されている年月が違うと調整方法が異なる場合もありますので、一度ご自宅の建具の調整部分がどんな風になっているか確認してからやってみてください。
以上、建具の調整方法『引き戸』編でした!
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