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こんにちは、森住建 設計部の渡邊です。

最近段々と温かくなってきましたね。
GWはいかがお過ごしだったでしょうか？
コロナの自粛で自宅で過ごされた方が多いと思います。
自宅にいると、1日中照明を付けていたり冷暖房を付けていたりと、普段より多くの電力を消費してしまいがちです。

そこで今回は『実際に住宅で使われいる電化製品の電気使用量』や少しでも省エネな暮らしを実現するための『省エネ電化製品』について話していきたいと思います。

上の図は住宅で使われる代表的な電化製品の電気使用量になります。
見てわかる通り電気冷蔵庫が一番電気使用量が高く次いで照明器具、テレビ、エアコンとなっています。
冷蔵庫の電気使用量を減らすことは難しいかもしれませんが、照明器具やテレビ、エアコンといったものは日頃の使い方次第で電気使用量を減らすことができると思います。

話は変わりますが、家電量販店で見かけるこのマーク、どういった内容が書かれているか皆さんご存じでしたか？

このマークですが、5つの内容が記載されていて、下の①～⑤の内容が記載されています。

①年度　　　　　　　：本ラベルが何年度のものかを表示
②フロンマーク　　　：ノンフロン電気冷蔵庫はノンフロンマークを表示
③省エネラベル　　　：メーカなどがそれぞれの商品の省エネ性能をお知らせしているもの
④年間の目安電気料金：エネルギー消費効率(年間消費電力等)を若いやすく表示するために目安電気料金で表示
⑤多段階評価　　　　：多段階評価基準は市販されている製品の省エネ基準効率の分布状況に応じて定められており、省エネ性能を5段階の☆で表示する制度。省エネ性能が高い順に☆5から☆1で表示

ここからは電化製品ごとの多段階評価について話していきたいと思います。

■各電化製品の多段階評価

◇エアコン

【省エネ基準達成率】
室内機の形態・冷房能力・室内機の寸法が同じならば、省エネ基準達成率が高いほど省エネ性が優れ、年間電気料金も安くなります。

【APE(通年エネルギー消費効率)】
ある一定条件下でエアコンを使用した時、1年間でエアコンが消費する電力量(期間消費電力量)で割った数値。
⇒APE数値が大きいほど、省エネ性が高いです。

◇電気冷蔵庫

【省エネ基準達成率】
冷却方式、定格内容量が同じならば、省エネ基準達成率が高いほど省エネ性に優れています。

【年間消費電力量】
年間消費電力量が小さいほど、目安となる年間電気料金が安くなります。
一般的に容積が大きいほど年間消費電力量は大きくなりますが、インバーター制御や真空断熱材を導入した製品が、省エネ性が高いです。

◇液晶テレビ

【省エネ基準達成率】
画面の大きさや機能(動画表示速度、画素数、録画機能等)が同じならば、省エネ基準達成率が高いほど省エネ性に優れ、年間電気料金も安くなります。

【年間消費電力量】
年間消費電力量が小さいほど、目安となる年間電気料金が安くなります。
一般的に、テレビサイズが大きくなる、あるいは複数の機能を備えるほど年間消費電力量は大きくなります。

◇照明機器

【省エネ基準達成率】
適用畳数、全光束(明るさ)が同じならば、省エネ基準達成率が高いほど省エネ性に優れ、年間電気料金も安くなります。

【エネルギー消費効率】
1Wでどれだけの明るさ(光束)が得られるかを示しています。この値が大きいほど、省エネ性に優れていると言えます。

いかがでしたでしょうか？
普段何気なく買っている電化製品でも、このマークを意識して購入することで家庭の消費電力を少しでも抑えることができます。
また、最初にご紹介した生活の仕方を変えることも省エネにつながるので、ぜひ実践して身近なところから省エネ住宅の実現を目指していきましょう！

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