フェイスマガジン
FACE MAGAZINE
意外と身近にある!?建築から来た由来の言葉
2021.03.26
こんにちは、森住建 工務部の丹羽です。
日頃私たちの身近にある【言葉】。
小さい頃、初めて聞く言葉すべてが気になって国語辞典で意味を調べていた方もみえるのではないでしょうか?
実は身近にある言葉の中には、建築用語が語源になっているものがあります。
そこで、今回は『建築から来た由来の言葉』をご紹介します!
まずはこの言葉!
【建前】たて-まえ〔-まへ〕
一般的には、『表向きの考え』という意味で使われています。
『本音と建前』、という使い方をされているのを耳にすることが多いかと思います。
建築では、基礎の上に柱や梁などを組み立てる【上棟】と同じ意味を持ちます。
↓↓ 以前当社ブログで上棟について記載しましたので、気になる方は是非チェック!! ↓↓
お家づくりを行う上での節目になる行事ですが、この【建前】という言葉にはこんな逸話があります。
▼
昔、高名な棟梁がいました。ある日、建前を前日に控えた棟梁が、その日の晩に玄関の柱を短く切りすぎてしまいました。しまった!と焦る棟梁。しかし建前はもう明日。時間はありません。棟梁は、自分の未熟さ・不甲斐なさを感じ、責任を取って死ぬことを考えました。
が、棟梁の妻が「足りない部分を舛(ます)で補う」という名案を思い付きました。
この妻の名案のおかげで、棟梁は建前を無事に終わらすことが出来ました。
…
しかし棟梁は、自分の未熟さが表に出ることを恐れました。
「このことは、自分が誰かに話さない限りバレることはない。しかし、妻が、もし誰かに言ってしまったら…。」
そんなことを考えた棟梁は、妻を殺してしまいます。
▼
【建前】にこだわったために、妻を殺してしまった。
ということから、都合の悪いことを取り繕った【建前】という言葉ができました。
なんとも恐ろしい話ですね…。あくまで『逸話』ですので本当かどうかは不明ですが…。
私たち工務部も日頃から使っており代表的ともいえる身近な言葉ですが、こんな逸話があったとは驚きです。
続いてはこの言葉!
【几帳面】きちょう-めん〔キチヤウ-〕
細かいところまで物事を行うさまを表す言葉です。
日常シーンでも、「あの人はとても几帳面な人だ」というように使われますね。
*由来*
昔、貴族が風よけや目隠しとして使用していた「几帳」という間仕切りが語源。
両面に細かい細工が施されており、その部分を「几帳面」と呼んでいました。
それが転じて、隅々まで丁寧に作業されている様を「几帳面」と呼ぶようになりました。
↑几帳
間仕切りとは、部屋と部屋を分ける物のことで立派な建築用語です。
壁だけではなく、カーテンや襖・家具に対しても間仕切りと使用されます。
では最後にこの言葉!
【羽目をはずす】
調子に乗り、度を越してしまうことをいいます。
「たまには羽目をはずして遊ぼう」「羽目をはずしすぎて怒られてしまった」というように使われます。
*由来*
「羽目」という言葉は、昔の建物の外壁に使用されていた「羽目板」という物から来ています。
せっかくきれいに貼られた「羽目」を「はずす」と、建築としての意匠が台無しになってしまいます。
このことから調子に乗って度を超すような振る舞いを「羽目をはずす」というようになりました。
いかがでしたか?
他にもまだまだありますが、こうしてみるとたくさんの建築用語が由来となった言葉がありますね!
【建築】と一口に言っても、様々な種類があります。
一見難しくみえる【建築】ですが、とっても身近にあるものです。
これを機に建築に興味を持たれた方はぜひ、お近くの森住建へいらしてください!
ネットだけではわからないことや、今住まわれているお家への不安、いつでもご相談承ります^^
~森住建の家づくり~
→森住建の新築住宅について
→施工事例
→見学会・イベント情報
◎新築のご相談店舗
→岐阜市周辺にお住まいの方
【森住建 おうちLABO 岐阜本店】
→岐阜西濃地域周辺にお住まいの方
【森住建 おうちLABO 池田店】
→岐阜中濃地域周辺にお住まいの方
【森住建 おうちLABO 関店】
★森住建にお気軽にお問合せ下さい!