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建築物省エネ法が改正されました!
2021.03.29
こんにちは、森住建 新築営業部の高田です。
今回は省エネについてお話させていただきます。
近年、地球温暖化が問題になっています。
そこで、2015年12月、COP21(気候変動枠組み条約第21回締約国会議)にて、全ての国が参加する2020年度以降の温室効果ガス排出削減等のための新たな国際枠組みとして、パリ協定が採択されました。
CO2 の排出量の目安として、住宅・建築物分野では2013年度実績480(百万トン)から2030年度290(百万トン)に削減する、約40%の削減が必要になります。
このうち、新築の住宅・建築物における最終エネルギー消費の削減量は、全体の12.8%を占めます。
2021年4月より、建築士さんからお施主様に省エネについての説明義務が生じます。
300㎡未満の建築物は国土交通省・経済産業省が定めた次世代省エネルギー基準に適合していなくても良い事になっています(努力義務)
努力義務になっている理由は数ある工務店の中で、省エネ住宅に適合しているかの計算ができない工務店が半数以上ある為ですが…。
次世代省エネルギーの基準は、断熱性能や気密性を数値化する事です。
UA値・ηA値が断熱性能を、C値が気密性を表しています。
UA(ユー・エー)値とは、外皮平均熱貫流率と言い、建物全体の断熱性能を表す指標です。数値が小さい方が断熱性が優れています。
ηA(イータ・エー)値とは、平均日射熱取得率と言い、建物全体の日射による熱の侵入を表しています。夏はηAC値・冬はηAH値になります。数値が小さい方が省エネ効果があります。
C値(シー)値とは、隙間相当面積と言い気密性能を表す指標です。
他にも省エネに対しての指標が幾つかありますが、主に上記の3点が大きな指標になります。
気を付けていただきたいのは、例えばC値で言えば建物全体の隙間面積を延床面積で割った数値になります。
30坪の家でも40坪の家でも隙間面積は大きく変わらないですが、床面積で割りますので大きな家のほうが有利になります。
また建築会社の施工精度の違いによっても大きく異なります。家が完成してから気密測定を行うことが大切ですよ。
UA値・ηA値は、間取りによって数値が変わります。
同じ坪数で総2階建てと平屋では総2階建てのほうが外皮も少なくなり、屋根面積も少なくなる為有利になります。正確な数値は一邸ごとに計算していただくことが大切になります。
数値を上げる為に200万・300万グレードをあげても年間の光熱費が4,000円くらいしか違わない事がよくありますので、光熱費のシミュレーションもしていただく事も大切です。
具体的な数値は延べませんでしたが、建築会社に具体的な数値を出していただき次世代省エネ基準に適合しているかいないのかを教えていただくことをおすすめします!
少し難しい内容でしたが、いかがでしたか?
もっと詳しく知りたい!聞きたい!ということがあればぜひお問い合わせくださいね。
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