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自分でできる!建具の調整 ~開き戸編~
2021.03.08
こんにちは。森住建 工務事業部の片桐です。
皆さん、普段おうちで過ごしていて、ちょっとした建具の不具合が生じることはありませんか?
扉を閉めるとき、『扉が枠に擦れるな…』『あれ?扉のかかりが悪いな…』
そんなちょっとした不具合、実は自分でも簡単に直すことができるのです。
自分でできるおうちのメンテナンス方法として、建具の調整方法をお伝えしたいと思います。
(弊社がよく使用している建材の一つである、某メーカー『L』さんの建具の調整方法についてご紹介します。)
今回は、『開き戸』編として、開き戸に生じる不具合について内容を分けながら、調整方法をお伝えしていきます。
…と、その前に、建具を調整するためには必要なものがあります。…そう、
ドライバーです。
建具によって使用するドライバーは異なる場合がありますが、今回はプラスドライバーを使用して以下の不具合の調整を行います。
準備が出来たら、早速不具合がある箇所を調整してみましょう!
【ラッチがストライクの中でガタつく時】
・ラッチ :建具から飛び出した部分です。
・ストライク:ラッチを受ける金具のことで、調整をすることでガタツキを直すことができます。ちょうど写真の部分です。
調整ねじを押しながら、右に回してください。
そうするとトロヨケが移動しますので、ガタつきがおさまる適度なところで止めて調整してください。
【ラッチがかからない時】
調整ねじを押しながら、左に回してください。
先程ご紹介した不具合同様、トロヨケが移動しますのでラッチが掛かるように適度なところで止めて調整してください。
【ドアの上部・下部が、枠にあたる時】
① 本体側下丁番のキャップを外す
② 上下調整ねじを回しドアを下げて位置を決める。(上部にあたる場合、ねじは左回し。下部にあたる場合、ねじは右回し)
③ キャップをはめる
の手順で、建具を調整してください。
ちなみに丁番のキャップは、簡単に取り外すことができます。
建具の上部が枠にあたる場合は建具が上に、建具の下部が枠にあたる場合は建具が下にあることが原因で起きている現象ですので、それぞれねじを回して適度な位置で調整してください。(調整可能範囲:上下共3㎜ずつ)
【建具を閉めるときに、扉が開き側の枠にあたる時】
① 固定ねじをゆるめる。
② 左右調整ねじを右に回してドアを吊元側に移動し位置を決める。
③ 固定ねじを締める。
の手順で、建具を調整してください。
②の操作を行うことで、建具が戸先側(扉が開く方)を吊元側(扉が固定されている方)に動かすことができます。
適度な位置で調整し、ねじを締めれば枠と扉は擦らなくなります。
こちらは、建具を調整する際に写真のように部品に手順が書いてありますので、見ながら調整してみてください。(調整可能範囲:吊り元側へ1.5㎜)
普段過ごしていて生じる不具合の内容は、だいたい上記の内容になるかと思います。
もし不具合が生じた際は、参考にしてみてください。
ただし、建具の製造されている年月が違うと調整方法が異なる場合もありますので、一度ご自宅の建具の調整部分がどんな風になっているか確認してからやってみてください。
以上、建具の調整方法『開き戸』編でした!
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