フェイスマガジン
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1‐① 住宅改修って何?なぜ必要なの?【高齢者は交通事故よりも家での事故が多い事実】
2011.01.09
~住宅改修って何?なぜ必要なの?~
日本の住宅構造は高齢者の方に適していないと言われています。
65歳以上の高齢者の方の家庭内での事故数は、交通事故よりも多いのです。
住み慣れた家なのに、高齢になって身体機能が低下したために、
転倒・転落して亡くなる、障害を負う、などなど…
また、要介護状態になった高齢者の方が、
自分の家の中を自分で自由に動き回れなくなったり、
介護する家族の方にとっても大きな負担になったり…
このような問題に対して住環境を見直し、
高齢者の方に合った改修工事をすることで生活改善を図ること、
これを「住宅改修」と言います。
「自宅での暮らしが難しくなったら病院や介護施設に入ればいい」とお考えの方もみえますが
現在、日本の介護が必要な高齢者に対して、
介護施設は圧倒的に不足しています。
2年、3年待ちというのが現状で、施設に入れないという方も年々増加しています。
超高齢社会になった日本では、
「住宅改修」と「福祉用具の利用」をうまく組み合わせて
高齢者の方が住み続けられる我が家にすることが、
今非常に求められているのです。
次回は、「介護保険の住宅改修のしくみ」について詳しくお伝えします。