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『家鳴り』『クロスのひび割れ』の簡単なお手入れについて
2023.09.21
こんにちは、森住建工務部の長谷川です。
気が付けば日の入りが随分と早くなってきて、蝉の鳴き声も聞かなくなってきました。
また、夏の甲子園では慶応高校が1世紀ぶりに頂点に立ち、大会会場が甲子園球場となってからは初優勝という事で盛り上がりを見せたり、
バスケWCでは格上を相手に見事な逆転勝利を重ね、遂にはパリ五輪の出場を確定させたり、
世界陸上では女子やり投げで金メダルを獲得したり…
スポーツ界からは明るいニュースが多かったですね。
個人的にスポーツ好きな私にとっては非常に盛り上がりを感じ活力を貰えました。
次はラグビーWCが始まります。
日本の活躍が楽しみですね!
さて、今回はお住まいの家でよく起きるトラブル、その簡単なメンテナンス方法についてご紹介していきたいと思います。
家からミシミシ、ギシギシ音がする
この現象は温度や湿度の変化が建材へ影響し、軋む時に発生する音です。
特に木造住宅で多いですが、木材に含まれている水分が環境変化に伴い膨張したりまたは、水分を放出したりすることで良く起きます。
場合によっては床から音がする場合もあります。
特に工事の完成後の建物の場合、家具、家電や人が住む事で生活感が建物に馴染んでいく過程で頻発しがちです。
1シーズン以上は様子を見ていく必要があります。
明らかにおかしいだろうという疑いのある音がする場合には、施工会社へ相談する必要があると思います。
こちらの対処法は、まず初めに室内の家具、家電をバランス良く配置する事です。
重さや圧力が片方だけにかかってしまうと、柱や壁など建材に負担がかかり、家鳴りが頻繁に発生する原因になってしまう場合があります。
音鳴りに困っている時は、家具家電を各部屋に分散して設置してみてください。
次に温度と湿度を一定に保つ事です。
建材は温度、湿度差によって収縮します。
年間を通して家鳴りが発生しやすいのは、季節の変わり目や寒暖の差が激しい時期です。
例えば、エアコンやストーブを付けていたり梅雨のシーズンだったり、家鳴りを感じる日は室内の温度と湿度がいつもと違う状況ではありませんか?
湿度は60%前後を保ち、室内温度は高くなりすぎないように調節することで、家鳴りは少し落ち着くでしょう。
クロスの壁と天井のぶつかる部分にひび割れや切れが出てくる
天井と壁がぶつかる部分(取り合い部・入隅)はクロスの貼り終わり(クロス端部)になります。クロスは水性の糊を裏側に塗って下地のボードに貼り付けますので、貼り終わってから暫くすると、乾燥してクロスが若干縮みます。
そのため、貼ったばかりは綺麗に隅まで貼り込めていたのに、後で見ると隙間が少し空いているような状態になっていることがあります。
そのような状態になってしまうと仕上がりが綺麗にならない為、クロスコークという製品をクロスの入隅箇所(ジョイント)に充填します。
▼下記画像の物がクロスコーク
こちらの製品も水性なので硬化すると水分が揮発してしまう分、充填したばかりの状態から痩せます。
そのためヒビが入って割れたり、隙間ができたように見えます。
この状態はクロスの製品不良が原因で発生したという事ではなく、クロスコークの痩せが原因で起きている事ですので品質上の問題はありません。
ご安心ください。
特に先ほど家の音鳴りの件でも紹介させていただいたように、クロスも温度や湿度の影響で伸縮します。
そういった環境の変化の中で十分に起こり得る現象として、お引き渡しの際や後の定期点検などのアフター対応でも良くある事ですのでご紹介させていただきました。
対処も簡単で濡れタオルとクロスコークを準備して、クロスコークの充填後に、濡れタオルで軽く転圧して拭き上げていただくだけで綺麗にできます。
その他にも家周辺の環境によっては前面道路の重量車両の通行による振動であったり、ドアやクローゼット、窓サッシのまわりなど住宅の中でも振動によっておこるケースもあります。
クロス以外で発生するひび割れなど、場合によっては住宅の構造に問題のある事もありますので不安な時は一度相談してみてください。
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