フェイスマガジン
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日射をコントロールする「庇」のチカラ
2023.06.29
こんにちは
森住建 設計部の髙橋です!
今年も既に気温が30度を超える日がちらほら現れていますが、いかがお過ごしでしょうか?
僕は最近、夜暑くて薄着で寝ていたら明け方凍えるほど寒いということがありました…
梅雨時期の迂闊な薄着は禁物です、皆様もご注意ください。
急な気温変化で体調を崩しやすい時期ですので、健康には十分気を付けて夏の始まりに備えましょう!
さて、今回は「庇」についてお話します。
庇とは、窓や出入口の外側に取り付けられている屋根のことです。
庇の効果は大きく2つあります。
① 雨を防ぐ
② 日射を抑える
①については、玄関前の雨濡れを防いだり、窓や外壁の雨汚れを抑えたりというものがありますが、
今回は「②日射を抑える」に焦点を当てて詳しくお話しします♪
まず、日射を抑えることのメリットとは何でしょうか?
具体的に言えば、「窓から入る日射熱を減らす」ということです。
家の中で最も熱の出入りが大きいのは「窓」
夏には、建物に入る熱の約7割が窓から入ってくるとも言われています!
※ YKKAP:「平成25年省エネルギー基準に準拠した算定・判断の方法及び解説Ⅱ住宅」
標準住戸のプランにおける例で、AE-Sim/Heatによる計算結果より。窓の種類:アルミ(複層ガラス)
庇でしっかりと日射を防ぐことで、建物に入ってくる熱の量を減らすことができます。
これにより、エアコンの冷房効率を上げ、電気代を低く抑えることができます
お家が省エネになれば、地球環境に与える影響も小さくすることができます♪
しかし、とにかく庇を付ければ良いのか!というとそういう訳ではありません。
庇を考える際には、出幅を適切に設計することがとても重要です!
出幅が小さすぎると、十分に日射を抑えきれませんし、
反対に大きすぎると、「お部屋が暗い!」なんてことになってしまいます。
また、暑い時期を過ぎれば、今度は太陽の温かさが恋しい冬がやって来ます。
そんな季節には日の光を遮らない大きさである必要もありますよね♪
庇の適切な出幅は、太陽の傾き(太陽高度)が密接に関係しています。
※LIXIL
例えば、今年の夏至は6月21日(水)でした。
夏至は1年で太陽が最も高く昇る日であり、日中の時間も最も長いです。
夏至から逆に太陽が最も低い冬至まで、それぞれの季節における太陽の傾きを考慮しながら、
窓の大きさや高さ、向きに合わせて庇の大きさを計画します(^^♪
森住建では、1棟1棟のお家に対して日当りシミュレーションを行い、
周囲の建物等の影響も考慮しながら、どの窓にどれだけの日射が入るかを確認して庇の大きさや
建物の形状、窓の大きさを検討しています。
このように、機械に頼らずに建物の形状や窓の位置等を工夫することで自然のチカラを
コントロールする設計手法を「パッシブデザイン」と言います!
パッシブデザインの家は完全オーダーメイドでなければ実現できません。
森住建では「”100人いたら100通り”の家創り」で皆様お一人おひとりにとって
快適で幸せなお家をご提案しています。
お家づくりを検討中の方は、ぜひ森住建にご相談ください!
皆様からのご連絡を心よりお待ちしております!
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