フェイスマガジン
FACE MAGAZINE
3‐③ 住宅改修のこんなこと知っていた方がいいですよ! 【手すりの取り付け編】
2011.05.20
~手すりの取りつけ編~
【手すりの取りつけ編】
~手すりと開口部~
廊下に連続した手すりをつけたいのだけど、途中にドアがある場合、どうしたらいいのだろうと思う時があります。
では、どうしたらいいのでしょうか?
『3つの手があります』
3つの手をお伝えする前に…、
木製の手すりの場合、直径が32㎜のものは、受け金物の間隔は60㎝までにしないといけません。
直径35㎜のものなら、受け金物の間隔を90㎝まで開けることができます。
では、『3つの手をお伝えします』
①例えば、縁側で、外に面した側が掃出し窓、お部屋側は引違いの障子という場合があります。
ご家族と相談の上ですが、縁側から外へ出ることよりも、手すりを優先させる必要がある場合は、
建具と建具の間に間柱を立てると、連続手すりをつけることができます。
②跳ね上げ式手すりという物があります。部屋への出入りを妨げる箇所に、ちょうど踏切の遮断機のように
通る時は上げて、通らない時は下げておくという手すりです。上げた時も、下げた時も、
ロックを掛けるようになっているので、忘れないようにしましょう。
③途中に、出窓がある場合は、床から75㎝~90㎝ほどの支柱を立てて、手すりを受けて取り付けるという方法があります。
支柱の高さは、手すりの高さによって調整します。
せっかく手すりを取り付けても、連続していないとそこで立ち往生してしまったり、
かえって転倒の危険性が高くなるような方では、
あきらめずに、上記の方法も検討してみましょう。