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土間収納を取り入れた玄関やファミリークローゼット、憧れのビルトインガレージまで!人気の間取りを総まとめ
2022.08.01
こんにちは、森住建設計事業部の永井です。
時代の移り変わりとともに人々のライフスタイルは変化し、 求められる住宅の間取り も変わってきています。最近では、土間収納を取り入れた玄関やファミリークローゼット、ビルトインガレージに対するご要望が増えてきていますが、なぜ多くのお施主さまがそれらを取り入れたいと思うのでしょうか。
今回のコラムでは、 人気の間取りの秘密 を探ってみましょう。
目次
土間収納を設けるとお客様用玄関がスッキリ片付く
家には玄関がひとつ設置され、住人も来客も同じ場所から家の中に入るのが一般的とされてきました。しかし、近年では玄関に「 土間収納 」を設置し、住人は土間収納を経由して家に入る方法もあります。
このように、玄関に2つの動線を取り入れることで次のようなメリットがあります。
玄関に2つの動線があるメリット
- お客様用玄関の広さが確保できる
家族の人数が多いほど、玄関に置く靴が増えてスペースを取ってしまいます。土間収納があれば、 お客様用玄関に靴がたくさん並ぶことはありません から、「足の踏み場が…」と困ることもなくなるでしょう。
- 玄関の収納スペースが増える
趣味の道具や子どもの外遊びグッズなど、玄関にはさまざまなものが置かれがち。子どもが小さいうちはベビーカーも玄関周りに置いておく必要があるでしょう。土間収納を備えれば、 家の外で使うものをまとめて片付けること ができます。また、コートやバッグなど出かける際に持っていくものを玄関に収納できると、スムーズに準備ができて便利です。
- 人目を気にせずに使える
玄関がひとつの場合、突然の来客時に慌てて片付けなくてはならないこともしばしば。土間収納を設けることで、お客様用玄関に置くものが減り、 生活感を抑えること ができます。スッキリとした状態をキープしておけば、来客時も慌てずに対応できるでしょう。
大容量のファミリークローゼットで整理整頓が楽に
家族の衣類をまとめて保管しておけるファミリークローゼット。大きなスペースが確保できれば、衣類はもちろん、すぐには着ないシーズンものや小物、布団なども収納できます。収納力が上がり、整理整頓が楽になることが何よりの魅力ですが、 間取りを工夫すること で次のようなメリットも挙げられます。
ファミリークローゼットのメリット
- 洗濯が楽になる
- 服が散らかりにくい
家族の衣類をまとめて収納する場所を決めておくと、どこにしまってあるかがすぐにわかります。玄関やリビングに服が散らかってしまうこともなくなるので、部屋の片付けも楽になるでしょう。
- 大きな収納がひとつにまとめられる
大容量のファミリークローゼットがひとつあれば、ほかの部屋に設ける収納スペースは小さくて済み、その分一部屋を広く使うことができます。
ファミリークローゼットを検討する際の注意点
ファミリークローゼットを設置する場合、 1階か2階のどちらに設置するか で悩む方も少なくありません。一般的に1階に水回りを置くことがほとんどのため、ランドリールームも必然的に1階に。洗濯をする場所が1階にあるので、ファミリークローゼットも1階に設置される傾向にあります。
しかし、「LDKを広く取りたい」「趣味のスペースがほしい!」といった希望がある場合は、暮らし方に合わせてファミリークローゼットを2階に設置するのもいいでしょう。間取りに悩む場合は、 「どう暮らしたいか?」 をきちんと考えることで解消できますので、ぜひご相談ください。
ビルトインガレージは奥様方からの支持も熱い
ビルトインガレージは「インナーガレージ」とも呼ばれており、 駐車スペースを住宅の一部に組み込んだ ガレージのこと。家の1階部分に組み込むスペースを確保する必要がありますが、車の整備やアウトドアグッズの手入れのほか、多目的な作業スペースとして活躍します。屋根があるため車の乗り降りで雨に濡れる心配もなく、買い物帰りや荷物が多い時にも便利な点が奥様方から支持されています。
ここではビルトインガレージのメリットを、さらに見ていきましょう。
ビルトインガレージのメリット
- 愛車を守る
雨風から愛車を守ってくれるのはもちろん、シャッターを取り付けて部外者がガレージに入れないようにすることも可能。いたずらや盗難の被害も受けにくくなります。
- 車の乗り降りが楽になる
先にも述べた通り、屋根があるため雨に濡れずに玄関まで移動ができるほか、玄関から車までの距離が短くなって乗り降りがスムーズになります。とくに子どもや高齢者のいる家庭では、移動距離が長いとその分ケガや事故の危険性が高まるため、距離が短いと 安心して乗り降り ができるでしょう。
- 子どもの遊び場にもなる
車が止まっていないスペースでは、直射日光を避けながら子どもが遊べます。広さ次第ではBBQやちょっとしたアウトドア遊びも楽しめるでしょう。
今回紹介した3つの間取りを取り入れることで、住まいの利便性や快適性がアップします。理想の暮らしに近づくメリットが人気の理由といえるでしょう。どれも取り入れたいところですが、コストアップにもつながりやすいので、 こだわりたい部分との調整は慎重に進めるのがおすすめ 。悩んだ際はお気軽にご相談くださいね。
PROFILE
永井りゑ
設計事業部・新築設計課